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■ 神は愛なり / マタイ2章1~16 (2008-05-25)

May 25, 2008

マタイ2章26節、こんな記事がある。
 「その後、ヘロデは、博士たちにだまされたことがわかると、非常におこって、人をやって、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。その年令は博士たちから突き止めておいた時間から割り出したのである。」
 

クリスチャンになってから、クリスマスの時期になると必ず読んできた箇所である。
そして何故か今日は疑問を感じた。
 神さまは、この世の救いのために、イエスを人間の赤子として、ベツレヘムに誕生させてくださったが、イエスが生まれて数日後、残酷な出来事が起こった。
 時の権力者、ヘロデはベツレヘムの村で、二歳以下の男子を、すべて皆殺しにしたのである。
 理由は、救い主と呼ばれる赤子を抹殺することにあった。
その数、おおよそ30人と言われる。
その晩、ベツレヘムには若い母親達の悲痛な叫び声が、あちこちに聞こえたであろう。
 彼女達は、わけも分からず自分の赤ん坊と引き裂かれ、そして愛するわが子は目の前で殺された。
 

 天の父は、彼女達の苦しみと叫びを聞いておられた。
だが、主は、なぜ、放っておかれたのだろうか?
これは最も幼稚で愚かな質問であると思う。だが、そう思わずにいられなかった。
 救い主の誕生が知られなければ、または別の場所であったなら、その子供達は無残に死ななかったのだから。
 

ビルマ(ミャンマー)の水害、中国の四川大地震、限りなく大勢の死者が出た。
 特に、子供達の被災者が多かった。
 創造主はそれを知っておられる。
 「なぜですか?主よ。」と心に浮かんでくる思いを、塞ぐことが出来ない。
 犠牲者の多くが、幼い子供達であればあるほど、そう思ってしまう。
 

 旧約聖書にヨブと言う人がいた。彼の信仰は他者と比べると、抜きん出ていた。
ヨブ記の冒頭を読むと、それは如実である。
しかし、ヨブ記の最終章を読むと、ヨブと私たちに共通するものがある。
 勿論、ヨブと私などは比べようもないのであるが、一点に関しては共通点があった。
 

ヨブ記42章
 「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。
それで私は自分をさげすみ、ちりと灰の中で悔い改めます。」
 

ヨブが神さまを見たとき、ヨブは誠の己が姿(心)を知った。自分は神を知っていると思ったが、まったく自分の思い違いであった。だから、今、自分をさげすまずにいられない、とまでヨブは言う。
 実に、私もヨブである。神さまを自分で想像し、私の思いの中で神を裁いたり、崇めたりしていた。
それは、神を見ていないからだが、もし、私が神さまを見たとしたら、その場で、私は死んでしまう筈だ。
 

 「人とは何ものでしょう?神が顧みられるその存在とは。」
 詩篇144編の言葉だ。
そう、人とは一体何ものだろう?
まさに、己を神と等しくするものは・・・・
 イザヤ40章「すべての人は草、その栄光は、みな野の花のようだ。
 主のいぶきがその上に吹くと、草は枯れ、花はしぼむ。まことに、民は草だ。」
そう、これが人である。人間とは、これだけのものでしかない。
しかし、神は永遠である。その息をもって人をちりから生かし、地上の営みを許された方。
 

 遡れば、ヘロデの悪行の責任を神さまになすりつけていた。
 思えば、神さまの壮大な救いのご計画と、ヘロデの残虐な行為とを、等しいレベルに置いていた。
この罪の世界に十字架で死ぬために下ってこられた聖なる神の犠牲さえ、見落とすところであった。
 

そして、今思う。
あのベツレヘムの暗い晩、泣き叫ぶ乳幼児達と共に、神が泣いておられたことを。
 主は、幼子の魂をすべて、ご自身のみくにへと共に連れ立ってくださった。
 胸を引き裂かれるような悲しみと絶望の母親の傍に、神が伴ってくださったことを。
 神さまは人の生活、行動に対し、即座に介入されないと考える。
だが、神はいかなる人の心にさえ、語りかけておられる。
ある場合は人間の霊を通して、そしてキリスト者には聖霊から直に。
 御霊なる方は、霊を用いて、人に語られる。
 

 同様に、地上で死に行く魂のために、救いを与えるために、多くの神の器を用いて働いておられる。
やがて地は割かれ、天の万象が崩れ落ちる日が来るそのときまで、父なる神は、一つの魂のために心を誠に、神を知りきることなど出来ないが、ただ一つ、神は愛の方であることだけ信じさせていただこう。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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