■ 愚かなる言葉託されて / 第一コリント1:17~29

調布南は当年、伝道開始30年を迎えた。 2015年5月31日は記念すべき30周年記念感謝日である。 個人的には牧師生活、満21年を同日に迎える。 凡そ20年前、日本にゴスペル・サークルなどは無かった。 東京横田基地内(外の人ならキチガイの人と呼ぶらしい。)の米人教会では、年に一度アメリカからゴスペル・ソングのミュージシャンを招いてゴスペル講習会を約一週間開催した。 そして大勢、日本の若者達が、自分から挙って足を運びワークショップに参加した。 普通、日本人はキリスト教会の中には行きたがらないものだ(昔、私もそうだった)。 だが、彼らは足どり軽く教会を目指した。 最後の日は市民会館を借りて、習った歌を集まった聴衆に聞かせた。 まことの神を知らない若者が何かに感動して涙を流して歌っていた。 「何だ、変なの!」と日本の教会の殆どが感じていたらしい。 私は変人のせいもあって、「いいじゃないか!これは主が下さったチャンであり、教会へのチャレンジだ。」確信した。 何故なら、何はともあれ彼らは自分から教会の中にスイスイ入って行った。 たとい、どんな理由であれ、日本人が自分から教会堂の中に入って行くこと自体が嬉しい。 仮に集まる目的が何であれ、教会に来てくれて、聖書の話も聞いてくれる。 今風に言うなら直感的に「いいね!」しかない。 当然、ゴスペル・ソングを歌いたい人達の目的はキリストを知ることでも、受け入れることでもない。 目的はひとつ、ゴスペルを歌うこと。 そこで基地外の私は基地内のアメリカ人牧師に事情を話し、十分間のメッセージ・タイムが欲しいと捻じ込んだところ、快諾された。 主の恵みである。 そして人々に語った。 「皆さん、あなた方の歌は私達の罪を贖って下さったキリストを讃える歌です。天と地を造られた神さまを賛美する歌、つまり神へのLOVEソングです。その方、キリストを知って下さい。 皆さん、熱い恋をして失恋した人は、実に情感込めて見事に恋歌を歌えます。だったらキリストに恋をしてください。届かなないと思えても、主を愛する心からの歌は祈りとなって霊なる神さまに届くのです。キリストを知ってください。あなたの歌は変わります!」 後で聞いたが、このメッセ-ジは大分嫌われたらしい・・・ また時には、失楽園さえも例話にして、主の愛を伝えたものだ。。。 その後、7年間で約5回、教会は独自で大きなG・コンサートを開催した。 その取り組みは、主から実に大粋な恵みと力をいただいた。 だから、これは教会主体の取り組みではなく、キリスト主催であると信じた。 千人、二千人を収容する場所は市民会館では足りなくなって、公会堂や特殊な会館を借りた。 当然、最終目的は人集め(聴衆)である。 教会員とゴスペルを歌う人たちが一緒になって企画し、メニューを作り、コンサートの成功を目指して汗を流した。 ある意味、不思議な景色だった。 クリスチャンと、そうでない人々が一つになって働く現場。 それは確かに日本だけの、しかも其処だけの景色だった。 互いの思惑はかなり違っていても、成功を目指し協力する点は一致である。 もしかして、より多く働いてくれたのは、クリスチャンではない人達だったかも知れない。 それは日本人がゴスペルに心魅かれ始めた時代だった。 私にとって数千人の聴衆を前にしてメッセージさせて貰えることは実に恵みだった。 確かに人々は聖書メッセージを聞きに来たのではなく、歌である。 そこでのメッセージは、あのちっちゃな「グリコのオマケ」程も期待されていない。 でも、それでも良い。 聞いた歌が誰に向けた歌なのか、そして十字架の愛を、せめてそれだけでも感じて欲しかった。 それでも構わない。 このこと自体、主が教会に与えられたチャレンジであり、それ以外はないと思った。 神学的に云々ではない、教理的に云々ではない、人間が生きる、この生の現場でイエスを伝えたい。 すべての人に、唯一、まことの生ける主キリストを伝えたい。 いつの日か、歌だけが目的の彼らもイエスを知って救われ、礼拝で賛美する日が来て欲しいと思った。 イザヤ書55:5 見よ。あなたの知らない国民をあなたが呼び寄せると、 あなたを知らなかった国民が、あなたのところに走って来る。 これは、あなたの神、主のため、また、あなたを輝かせたイスラエルの聖なる方のためである。 アーメン

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