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■ パリサイびと / ヨハネ3:1~7

August 16, 2015

イエスの時代、ユダヤ教には二つの教派があった。
その一つが「パリサイ派」であった。
 名前の意味は「分離された」という意味なので、おそらく彼らの自称ではないかと思う。
 分離されたとは、いわゆる世の人々とは異なる生き方をし、聖なる者として神により選り分けられた者達と認識していたのであろう。
しかし、イエスは彼らをこっぴどく批判されている。
 「パリサイびとの言うことは守りなさい。だが彼らのしていることは断じて真似てはいけない。」
この言葉は要するにパリサイ人の本性を言い当てた率直な言葉でもある。
クリスチャンなど、いつの間にか自分がパリサイびとになっていることだってある。
 

知らぬは当人だけだったりするから、何とも始末が悪い。

パリサイ人達はイエスを極端なまでに嫌っていた。
 何とかイエスを言い負かせよう、言葉の罠に掛けようとしたが、いつも負けてしまった。
そのせいもあってイエスに対し激しい殺意を持ち、彼を抹殺するチャンスを狙っていた。
またイエスに心開くユダヤ人がいれば、ユダヤ人のコミュニティから除外すると決めていた。
そのことはイエスを受け入れていた人々にとって、頭の痛い問題であった。

 

ここにひとりのパリサイびとでありながら、イエスに好感をもっていた人がいる。
 彼の社会的地位を見よう。「さてパリサイ人の中に、ニコデモという人がいた。彼はユダヤ人の指導者であった。」

 

ニコデモは前向きにイエスを観察していた。
つまり仲間内が仮にどんな意見を持っていようと、彼自身の正直な観察と率直な印象を曲げない人だった。
パリサイびと達が、どれだけイエスを否定しようとも、ニコデモはイエスを知れば知る程に尊敬と畏敬の思いが強くなって行った。
イエスと直に言葉を交わしたいというニコデモの思いは遂に、そのチャンスの日を手繰り寄せた。

 

イエスよりはるかに年長で、人生経験もあり、律法に関する知識はユダヤ人も認めていた。
ある晩、ニコデモはイエスのもとに来てこう言った。
 「先生、私達はあなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられるのでなければ、あなたが為さるこの様なしるしは、誰も行うことが出来ません。」
おそらくパリサイ人が聞いたら、烈火の如く怒り、ニコデモを断罪したであろう。
だが、ニコデモはイエスの言動を目にし、耳にする度ごとに惹かれて行った。
 正しいものは正しい、そして否は否であったからだ。

 

例えば、私達がイエスという方を悲観的に考え、距離感を持って遠くからチラチラ眺めているだけでは、何も感じないし理解できないのは当然である。
 果たしてクリスチャンがどれくらい信仰に燃えているか、聖書に対し前向きになっているかということを距離に換算出来たとするなら、それは「その人とイエスの距離」に比例している。
 大袈裟かも知れないが、「キリストと自分の距離」は私達の満足度、満ち溢れる喜び、試練に立ち向かう姿勢などと直接的、敏感で密接に関係しているのだ。
 私達人間は知らぬ間にイエスと距離を置いたり、または近寄ったりしている。
だが、主イエスはいつでも、どこでも同じ距離範囲におられることを知るべきである。
それは私達が手を伸ばせば触れる距離であり、振り返ればそこにおられる方だ。
これだけは言える。
 離れたのはイエスではないし神でもない。
 私であり、あなたである。
 罪を犯すのは人間であり、神でもキリストでもないからだ。

 

真理は真理である、とニコデモは考えたのであろう。
 神共におわしますなら、それはイエスであると、ニコデモは結論づけた。
 唯一、ニコデモのキャリアと心に沁みこんだ人間観と神観は、ある部分で彼から柔軟性を奪っていたのかも知れない。
それが人間の新生、生まれ変り、BORN AGAINに対してである。
イエスは言われた。「アーメン、アーメン、わたしは貴方にいう。人は新しく生まれなければ。神の国へ入ることは出来ない。」
ニコデモは聞いた。「人は老年になってどの様にして生まれ変るのですか?
もういちど母の胎に入って生まれることが出来ましょうか?」
だがニコデモにとって、それは決してトンチンカンか質問ではなかった。
ただ素直に知りたかったのである。
 彼にとって、新生とはそういう状況と経緯以外に考えられなかったのであろう。

 

クリスチャンはイエを信じ受け入れた時点で生涯新生出来るだろうか。
ある意味、ノーである。

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