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■ 土台はキリスト/コロサイびとへの手紙1:21~29

人間は、その人生においてそれぞれは土台の上に生きている。 ここに「人は考える葦」と言われた言葉の意味があると思った。 ただぼんやりとあてもなく生きられないのが人間であると思う。 土台とはその人にとって信念であり理念であるかも知れない。 また希望であったり理想であったり、自身の主張であるかも知れない。 キリスト者にとって生きる為の土台とは何だろう。 もし生きるところに於いて絶対に動かない土台をと考えるなら、それはイエス・キリスト以外にない。 順境の日も逆境の日も、感謝な日も試練の日も、環境はくるくる変わったにせよ、同じ土台に留まり続けられるのが、キリストの土台であればこそだ。 そして信仰自体が求めるのも、変わらないキリストご自身である。 砂の上に家を建てた人は、大雨と洪水でいとも簡単に流された。 しかし岩の上に家を建てた人は雨も風も凌いで持ち堪えた。 イエスは聖書の中でこういっておられる。 「わたしのことばを聞いてそれを守る者は、岩の上に家を建てた(つまり人生を築いた)人である。」(マタイ7:24) そこで三つのことをお勧めしたい。 「一つ目、私たちは腹を括っているだろうか」 つまり、クリスチャンになったけど、クリスチャンをやって?いるけど、的が絞られていないため、結果的には楽しみだけを追いかけていないだろうか、ということ。 誰だってつまらないより楽しいことを望むのは当然である。 しかし、キリストの道はそういった安易な価値観の中で考えるべきではない。 楽しいから、リラックスできるから、リフレッシュできるから・・・ではない。 一度、人生の大嵐に襲われたら簡単に吹き飛んでしまう信仰だってある。 初めに神ありき、というチャンネルに合わせたら、とことん動かさないがよい。 信念をもって貫き通すが良い。 変わりやすい、ぶれ易いのは人間の性(さが)である。 もし、どこかで神に語られたと思ったら腹を括ろう。 神はあなたに期待されている。 「初めに我あり」は確かに捨て切れないものである。 だから時間が掛かってもいい。 人生のどこかの岐路で気がついたら腹を括ろう。 「キリスト一筋」がベストな人生なのだ、ということ。 シャツの一番上のボタンがそこであるなら、他のことは何が前後しようと、さしたる間違いなど起こらない。 「二つ目、1対1で生きること」 それはキリストに、いつでも対峙して生きることである。 彼を想って、彼を考えて、彼と向かい合って生きることだ。 確かに人は間違いを犯し易いものである。 しかし、イエスが友であるなら、頼みの綱であるなら、あなたの足元は決して揺るがない。 私とキリスト、キリストと私、そこに自分の弱さや罪が浮かび上がってくる。 そこに誠の喜びや幸せ、生き甲斐だって教えられる。 人となって下さった神と生きずに、いったい何処の神と生きるのか? 焦点がぶれていては、幾ら熱心に取り組んだとて、掴みどころが無い。 主はあなたの傍にいつもいてくださる方。 手を伸ばせば、声を掛ければ、目をやれば、いつだってそこにおられる方だ。 ヨハネは手紙でこう書いている。 「初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手で触ったもの、すなわちいのちのことば。」 21世紀の今、私達は実際の主を見たことも無いし、触ってもいない。 だが私達は心で主を見ているし触れも出来る。 彼は間違いなく、「いのちのことば」であり、「永遠のいのち」である。 「三つ目、未必の故意(みひつのこい)に聡くなろう。」 未必の故意という言葉の意味は、「行為者が罪となる事実の発生を積極的に意図・希望したわけではないが、自らの行為から、ある事実が発生するかも知れないと思いつつ、発生しても仕方がないと認めて行為する心理状態、若しくはその故意」のことである。 この世において聖書だけが、この微妙な状況や事態から人を救ってくれる。 聖書を「座右の書」にすることは、「生ける神のみそばに我を置く」ということである。 これ以上の積極、前向きなキリスト者の生き方は無いとさえ思う。 大切な判断、選択、発言、行動、どんな場面でも生けるキリストはあなたと共におられる。 人は頑固にも柔軟にもなれる生き物だ。 この二つは使い方によっては宝にもなり、愚の骨頂にだってなる。 この二つの舵をキリストに任せるとしたら、これ以上の賢くて尊い選択は無いと思う。 これ以上の臨機応変は無い。 伝道者は言った。 「私が見出した次の事だけに目を留めよ。神は人を正しい者に造られたが、人は多くの理屈を捜し求めた。」旧約聖書 伝道の書7章29節

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