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■ ワン・チャンス  ルカ16:1931

人は䞖に生たれお以降、色んな瞬間、瞬間がある。 チャンス、぀たり䜕かのきっかけずなる「時」は幟床かある。 そのチャンスを掎むか、逃すかは私たちの遞択ず決心に掛かっおいる。 䜆し、人生の岐路に眮かれるのは、䜕回もあるわけではない。 振り返っお芋れば、「あの時」ずいう瞬間を手にしたか、しなかったかで、その埌の人生に倉化をもたらしたかは、埌日になっお分かるものだ。 クリスチャンになっお幎、私自身も思い出す岐路は幟぀もあった。 䞀番初めは生たれお初めお、「神」を意識した1978幎3月12日。 遞択ずいう意識は無かったが、む゚スは私の内に蚪問され、激しく戞をノックされた。 心の戞を開けなければ、苊しくお堪らなかった。 聖曞はその朝に少しだけ読んだに過ぎないし、キリストのこずも䞀切分からない。 それでも、数ペヌゞ読んだアブラハムの蚘事を通しお、䞻は私に応答を迫られた。 6幎埌、平坊に思えた信仰生掻の䞭で䞻は私を呌び止めた。 「将来に向かっおあなたは䜕を遞ぶ これたでのように自分の決めた道を歩き続けるのか それずも、わたしが瀺す道を遞ぶのか」 止たったその堎所で玄4幎間、岐路を前にしお行ったり来たりの道で迷い続け、結果的に44歳で神孊校行きを決めた。 自分の意でなく、キリストの求めに因るず考える道は、毎日が葛藀ず蚀い蚳の時間だった。 䞉幎間だけ、぀たりいずれ終わりが来るこずだけを灯りに思い神孊校ぞ通ったものだ。 そのせいもあっおか、毎日祈った。 「む゚スさた、今日だけ守っおください。」 そう祈らなければ、もず来た道を戻っおしたいそうだった。 卒業が間近ずなったずき、苊しんだ䞉幎間が劙に懐かしくなった。 そしお曎に二幎間の専攻科に螏み出した遞択は、あきらかに䞻に埓う道であった。 そのずき、私の䞭では進路倉曎ずいう「螊り堎」は存圚しなかった。 その階段を䞊り続けるのみ・・・ 䞉幎間も葛藀した道を来た者ずしお、降りるこずはあり埗なかった。 ルカ䌝に登堎する「金持ち」ず、「極貧ラザロ」の話。 毎日莅沢し攟題に生きる金持ちず、金持ちの家から出る「生ごみ」で腹を満たしたいず願う党身おできのラザロ。 「犬もやっおきおはラザロのおできを舐めおいた」ずいう衚珟は凄惚である。 或る日、ラザロが死んだ。 葬儀など別䞖界のラザロだったであろう。 きっず粗倧ごみが捚おられるように埋められたのであろう。 だが、聖曞は蚀う。 「この貧乏人は埡䜿い達によっおアブラハムの懐に連れお行かれた。」 やがお金持ちも死んだが、圌は葬られた豪華な葬儀でが、圌の送られた堎所はハデスずいう堎所だった。 熱くお、熱くお焌け焊げる様な苊しみの日々。 ふず芋䞊げるず、はるか圌方にアブラハムに抱かれたラザロが芋えた。 金持ちは叫んだ。「アブラハム、どうかラザロをよこしお、圌の指先に氎を浞しおこの舌を冷やしおください。炎で苊しくお堪りたせん。」 アブラハムが蚀った。 「あなたは毎日莅沢に生き、ラザロは苊しみの日々だった。第䞀、あなたの居る堎所ぞ歀方から行くこずは出来ない。」 自分では遞べない、神による逆転の裁きの結果だった。 金持ちだからハデスに眮かれたのではない。 圌の門前に、匱っお䜓を持たせかけ、死ぬ日を埅぀だけのラザロの存圚を、毎日眺めおいた。情け容赊ない傲慢ず自己䞭心が、金持ちがハデスに萜ずされた理由だった。 金持ちは叫んだ。 「では私の五人の兄匟達たで歀凊に来ないで枈むように、ラザロを䜿いに送っおやっおください。」 アブラハムが蚀った。 「圌らにはモヌセず預蚀者がいるではないか。もし、その教えを聞こうずしないなら、仮に死人が生き返ったずお、圌らは聞き入れはしない。」 人生には限りなくチャンスが巡っお来るのである。 神はそういう方である。 問題は、私達がそれを自分の手で掎み取るかどうかである。 倱敗を恐れるのか、決断に至らないのか、今の延長だけが安心なのか、手を拱いおしたう。 だが、い぀の日かチャンスが巡っお来なくなる時が来る。 そしおワンチャンスも手にしないたたの人生にしおしたうのだろうか。 若い日だからこそ、倱敗しおも肥やしずなるし、やり盎しも出来る。 聖曞の神に出䌚っお欲しい。 聖曞は人間の救いの為であっお、宗教のためではない。 キリストの無限の愛に出䌚っおいただきたい。

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