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■ 彼の言葉を聞きなさい / マルコの福音書9:1~13 (2005-08-28)

イエスはある日、弟子のうち三人だけを伴って高い山に登られた。その時、弟子達の目の前でイエスの姿が変わった。白く輝くみ姿になられた、と聖書は語る。この世のどんな薬をもってしても現せない「白色」であったと語る。「白さ」は何を語るのだろう。それは、罪なき色である。また、神の輝く栄光の色である。反して、人間の罪の色は緋色、赤である。私達は緋色と表現される心をもっているが、しかし、赦されて神の子供となった今は、心を「雪ような白さ」に変えられたとイザヤ書は語る。どうして変わるのかを知りたい者は、「わたしの前に出よ」と神が仰せられる。神が人間を屈服させられる。議論によってではない、へ理屈でもない。ただ、神を信じることにより、神が変えてくださる。ここしか、ない!

山は聖書の各所に登場し、深い意味をもたらしている。神が人間に御自身を顕現(現れてくださる)される場所でもある。人はいつも山に登って、神に祈り、神の応えを期待した。信仰の壁に突き当たり、真っ暗な心で人は山に登ったが、頂上で神に出会い、すべてを解決されて意気揚々と下山したクリスチャンはいくらでもおられる。 昔、「F・B・マイヤー」という人は、大集会の講師として招かれていたが、自分の近況の中に神の不在を感じていた。自分の意思が先行し、神を押しのけていたため、祝福に欠けていた。大衆を前にして、神の器にふさわしくない自分を何とかして、神に変えて欲しいと思い、決心して山に登った。 頂上でマイヤーは天に向かって叫んだ。 「神よ!ここに私の心の部屋、その扉の鍵があります。あなたにこの鍵を差し上げますから、神よ、どうか私がいままであなたに閉ざしていた部屋のすべてに、あなたが入ってくださいますように!」 祈ったマイヤーの霊的耳と心は、神からのみ声を聞いた。 ・・・・マイヤー、わたしはあなたの心の部屋の鍵は必要としない。わたしは、あなたの心の仕切りをすべて取り除いた・・・ マイヤーは数日後に開催されたケズイック・コンベンションにおいて、この証しをした。そして3千人が信仰をリバイバルされたのである。

イエスと弟子達が登ったその日、天からの声が弟子の耳をとらえた。「これは、わたしの愛する子、彼の言うことを聞きなさい。」 「彼(イエス)の言うことを聞きなさい」これがすべてである。聖書全体のメッセージはこの短い言葉に凝縮される。 だが、人間は肉の耳と頭を大きくして、様々な知識を求めた。イエスだけでは心もとないからであろうか?それとも、彼自身を信用できないからであろうか?そんなことは無い筈であるが・・・教会は公称「キリスト教会」と言い、信徒は「クリスチャン(キリストのもの)」と自負するが、どうもキリストが見えてこない。その一員が私でもあるから、反省しきりの反省ザルである。時々、「私はクリスチャンです。」と恥ずかしくて言えない時が少なくないのは、私だけであろうか。 だが!だが、である。自分を覗けばそんな者でしかないが、神の全能は見事に私を救っている。十字架である!イエスのよみがえりである!神は神の超法規措置によって、私達を赦された。これしかない方法によって、紅のような罪そのものの存在である私をイエスの血潮で洗ってくださった。 そして、置いてくださった場所が「彼の言うことを聞きなさい」と言うところである。この他に神が私達に求められるものは無とさえ、言い切れる。アーメン、あなたも今、救われる。イエスを信じよう!イエスだけが、あなたを救う。 そして、「彼の言うこと」を聞いて欲しい。今まで生きて来た道を半回転して欲しい。そうすれば、右に見えていたものが左になる。歩いてきた過去が見えてくる。自分の生き方、考え方が見えてくる。固執した生き方に価値があったかどうか?そして無視してきたことに価値なかったのか?「彼が誰であるか」にあなたが気づいたとき、あなたとあなたの人生の視界は360度にバージョン・アップされる。キリストがそれを為してくださるのだ。

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