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■ その日は来る! / イザヤ書9:1~7 (2011-12-18)

「メシヤは来る!」 神さまは預言者を通して、そう語られた。 イスラエルはどれほど待ったであろうか、と思う。 しかし、彼らのメシヤ観、そのイメージするところは、やはりダビデ王に劣るとも勝らぬ方であり、イスラエルを再建される王であり、国を自主独立国となし、何よりも他国の支配からの解放者であった。

何十年も、何百年も人々は待った。 だが、時が過ぎれば過ぎるほど、イザヤによって語られたメシヤ到来は遠ざかったように思えたであろう。 ギリシャの台頭、そして退廃。 代わって台頭したのはローマであった。 実に強力な支配と勢力の拡大は止まるところを知らぬ様であった。 その様な中で、どれ程の人々がメシヤの到来を信じて待ち焦がれただろう?

時の王、アハズに対して主が仰せられた。 「北の国々を恐れるな。ユダに対して何も出来ない。 アラムもダマスコも恐れるな。 ただ神を信ぜよ。だが、もし、あなたが信じなければ、長く立つことはできない。 アハズよ、そのために神からのしるしを求めよ。 そうすれば、これを言うわたしが主であることをあなたは知るのだから。」

アハズは言った。 「い、いいえ、滅相もありません。わ、私は求めません。しゅ、主を試みることなど出来よう筈がありません!」 そしてイザヤは言った。 「アハズよ、ダビデの家よ。あなたはどこまで神を煩わせるのか。 それゆえ見よ。主みずから、あなた方に一つのしるしを与える。 見よ、処女がみごもっている。そして一人の男の子を生み、その名をインマヌエルと名づける。」

その言葉を当時聞いた人々の中で、誰がそれを信じただろう。 処女から赤子が生まれる? 男の子が? その子はインマヌエル(神我らと共に住まわれる)と呼ばれる? 前代未聞、有史以来起こったことのない出来事、絶対にあり得ないこと、であった。 しかし、それがクリスマスの奇跡である。 そして神は奇跡その方そのもの、であることを知らないクリスチャンが何と多いことだろう。 もう一度、そのことから学び直したい。 否、信じ直すことをしなければ、本当の意味で生まれ変った聖徒など存在し得ないのでは、とさえ思う。

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