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■私のイサク/創世記22:1~13

「試練」という言葉はどの様にして生まれたのだろう。

私個人は聖書信仰から生まれた言葉であると思う。

理由は国語辞典の説明であるところの、「試練とは信仰、決心などを厳しく試すこと。」とあるからだ。

聖書において、登場人物の殆どが試練を与えられた。

つまり神が人々をテストされたのである。

 

アブラハムがようやくのこと、イサクという跡取りに恵まれ、人生の集大成を迎えた頃だった。

創世記22章1節が言う。「これらの出来事の後、神はアブラハムを試練に会わせられた。」

神は「出来事の後に」アブラハムを試練に会わせられた。

それは神の恵みと祝福を山と施した後、アブラハムがどの様に神を考えているか、ということだった。

山の様な祝福とは、アブラハム夫婦にとって絶対に不可能なこと、つまり跡取り息子の誕生だった。

アブラハムもサラもその約束を聞いたとき、心で笑って言った。

『百歳の者に子供が生まれようか。妻にせよ、九十歳の女が子を産むことが出来ようか。』

アブラハム夫婦にとって跡取りの赤ん坊が生まれると言うことは、200%有り得なかった。

 

そして聖書は言う。

創21:1「主は約束されたとおり、サラを顧みて、仰せられたとおりに主はサラに為さった。」

主がサラを憐れんだ、顧みられた、配慮された、のである。

ヘブル後の英訳は「主はサラを訪問された」という意味の言葉だった。

それはアブラハムの人間的な力とか行為でなく、あくまでも主の配慮によってである、と言う。

アブラハムは生涯、このことを心に刻んだ筈である。

私達が信じる主というお方こそ、このお方である。

人間の力を1%も頼らずとも、主は御心で赤子を孕ませる、お方なのである。

 

イサクが七歳の頃だったろうか。

神はアブラハムに仰せられた、「あなたの愛するひとり子、イサクをわたしが示す山の上で、燔祭の生贄として、わたしに捧げなさい。」

主はアブラハムの心をお見通しだった。「あなたの愛するひとり子、イサクを捧げよ。」

主は仰せられた、「燔祭の生贄として、わたしに捧げよ。」

アブラハムは主の言葉を理解したのだろうか。

私は思う、彼は理解では無く、ただただ主のご命令に従うことだけ考えた。

彼は祈る思いも時さえも持たなかった。

神は既に御心を示されたのだ。

生贄の理由も考えなかった。

イサクは神が与え給うた神のものだから。

翌朝早く、アブラハムはイサクを連れ、二人の僕と共に、主が示されたモリヤの山を目指した。

 

これを壮絶(極めて勇壮)な信仰、と見るか。

凄絶(極めてすさまじい)な信仰、と思うか。

私が生まれて初めて目にした聖書箇所という次元で感じたことは、「圧倒的なアブラハムの信仰」というものだった。

それまでの経緯は兎も角として、人はそこまでしても神を信じることが出来るのか、だった。

彼の魂は、そこまでして信仰を表現したのである。

 

それ程までに信じることが出来る神がおられるとは・・・

あの朝、私が全く存じ上げない方は、私に問うた。

「あなたはアブラハムの信仰を見たか?」

「あなたはアブラハムが信じた神を知っているか?」

その夜、私は聖書の神を私の主とした。

当時、私が知ったのは創世記22章の短い経緯と言葉のみ。

分厚い聖書の他の部分は一切知らず、ましてやイエス・キリストさえも知らず・・・

でも、私は聖書の神こそが私の主と信じた。

 

創世記22章は私の故郷。

自分が霊的に生まれた場所が創世記22章。

其処こそ私の誕生地であったし、私を産んで下さった主に出会う場所だった。

 

イサクを縛り、石で組んだ祭壇に薪を並べて寝かせ、今まさに刀を振り下ろそうとした瞬間、主の声がアブラハムの耳に響き渡った。

「アブラハム、アブラハム、あなたの手をその子に下してはならない。

今、わたしはあなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは自分の一人子さえ惜しまずにわたしに捧げた。」

 

ヨハネ福音書3章16節

「神は実にそのひとり子をお与えになった程に、この世(人類)を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」

試練程、私達にとって苦しいものはない。

だが、試練自体は私達を苦しめる目的が第一では無く、私達が神に対してどれだけ従えるかのテストであり、試練がもたらす別なる面は、その人の為になる事である。

主は私達を煉られ、錬り直し、更なる魂と霊と信仰者になるよう鍛え上げられる。

時として神は、私の宝、私の大切なもの、そして100%神が下さったものを求められる。

それがあなたのイサクかも知れない。

 

 

 

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